弥山とは

時代の信仰をあつめ続ける宮島随一の名刹-弥山とは・・・

 

■弥山ひとくちメモ 伊藤博文公と弥山

明治の偉人伊藤博文公は、三鬼大権現の信仰深く、度々参拝しておられ、殊に頂上からの景観を好み、「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」といい、広く内外人に知らせるべきだと、当時七千円の浄財を出して、現在の登山本道をつけられた。弥山本堂にある掲額は博文公の直筆である。また、本坊境内の大自然石には碑文が彫ってある。

 

■大日堂

金剛界・胎蔵界の大日如来をお祀りしている。また、中央には不動明王がお祀りされていたが平成5年に重要文化財に指定されてから本坊・霊宝館に安置されている。

■大梵鐘(重要文化財)

平家の武将である平宗盛が寄進された大梵鐘であり、国の重要文化財に指定されている。「伊都岐島弥山水精寺」という後刻銘が存していることで有名である。現在は、弥山本堂に安置されている。

■弥山本堂

本尊虚空蔵菩薩、脇に不動明王、並に毘沙門天を祀る。平清盛、足利義尚、大内義隆、福島正則、伊藤博文などの信仰深い。

■不消霊火堂

不動明王を祀る、不滅の霊火堂。大師御修行当時から燃えつづけている聖火で、ここにかかる大茶釜の霊水は、万病に効くとして有名である。

■三鬼大権現

福徳、智恵、降伏の徳を備えた霊験あらたかな当山の守護神で、三鬼大権現という。大小天狗を従えて威大な神通力で衆生を救われる。毎日家内安全、商売繁昌などの祈祷が行われ、多くの参拝者にお参り頂いてます。

■文殊堂

弥山三鬼堂より頂上に上がる途中にある小さなお堂でその横には観音堂がある。この文殊堂には智恵を授けて下さる文殊菩薩をお祀りしている。

■観音堂

石仏の観音菩薩を安置し、諸願成就の仏として信仰を集めている。

■求聞持堂

真言密教の荒行のひとつである虚空蔵求聞持法を修行する道場。