弥山の七不思議

■1、きえずの火

千二百年の今日まで、絶ゆることなく燃えつづけている不滅の霊火。

 

■2、錫杖の梅

弘法大師が立てかけられた錫杖が、根をはり八重紅梅になったと言われており、毎年美しく咲く。(山内に不吉な兆ある時は咲かないと言われている。)

 

■3、曼荼羅岩

弘法大師が石面に梵字と真字とで「三世諸仏天照大神宮正八幡三所三千七百余神云々」と刻まれた数十畳の大岩石。

 

■4、竜灯の杉

旧正月初旬の夜、海面に沢山の灯火が現れる。これを竜灯と云い、最もよく見える頂上の大杉を竜灯杉と伝えている。

 

■5、干満岩

満潮の時には溢れ干潮の時には乾く、不思議な岩の穴で水に塩分を含んでいる。

 

■6、しぐれ桜

晴天の日でも、しぐれのように露がおちていた桜。

 

■7、拍子木の音

人がいないのに深夜拍子木の音が聞こえる。天狗のしわざだろうと伝えられている。

 

以上が弥山の七不思議と伝えられているが、しぐれ桜と竜灯の杉は枯れはてて株だけが残っている。