仏像の紹介

■不動明王(重要文化財)

弘法大師の御作と伝えられるこのお不動さんは、もとは弥山の大日堂にお祀りされていた仏さんで、平成5年6月10日に国の重要文化財に指定されてから本坊の霊宝館に安置されている。

■十一面観音菩薩

行基菩薩の御作と伝えられる観音さんは、厳島神社の御本地仏として祀られていたが、明治維新の神仏分離から大聖院の観音堂で祀られるようになった。

■阿弥陀如来

この阿弥陀さんは「本坊」観音堂にお祀りされていたが、平成5年8月に阿弥陀堂ができてからは、そのお堂でお祀りされている。西方浄土の仏さんです。

■虚空蔵菩薩

弥山本堂の御本尊である虚空蔵菩薩は、智恵と福徳を司る仏さんでその昔、戦国武将に信仰されていた。

■金剛界曼荼羅

九つの世界に分かれているので九会曼荼羅とも称される。中央には大日如来がおられ、その東方に、南方に宝生如来、西方に阿弥陀如来、北方に不空成就如来が描かれている。

■胎蔵界曼荼羅

中央には大日如来がおられ、東方に宝幢如来、南方に開敷華王如来、西方に無量寿如来、北方に天鼓雷音如来が描かれている。この両界曼荼羅は本坊摩尼殿にお祀りされている。

■賓頭盧尊者(ビンズルソンジャ)

羅漢の筆頭弟子で神通力にすぐれている。体の弱っている所と同じ所をさすると治ると言われているため、なで仏とも呼ばれています。

■十六善神

大般若経を守護する十六善神と、大般若経に関わりの深い、常啼菩薩・法誦菩薩、玄奘三蔵・深沙大将の20体で勅願堂前に安置されている。

■三十六童子

不動明王の眷属・使者で、三十六人の童子である。勅願堂本尊波切不動明王の堂内の奥に安置されています。

■百体不動と千体不動

勅願堂の本尊波切不動明王を囲むように安置されており、人々の諸願成就のために祀られています。

■仏庭―如宛

勅願堂に向かって右脇にあり、虚空蔵菩薩を中心に多数の仏さんが、祀られています。

■水掛地蔵尊と修行大師

水子地蔵尊を含めて、7体のお地蔵さんをお祭りしており、お参りの方はそれぞれの仏さんに水を掛けてお参りします。

■愛染明王

愛欲にまつわる煩悩を救って悟りの方向に導いてくださる仏で、この仏を信仰すると人からは、敬愛され災難を転じて幸福をもたらす功徳が得られる。

■薬師如来と十二神将

薬師如来は病気平癒・身体健康の仏さんであり、その眷属・十二神将は薬師の12の大願により、人々を護持する仏さんである。

■釈迦涅槃像と十六羅漢

釈迦如来と十六羅漢をおまつりしており、その前の仏足石の下には、インドの八大仏跡の砂がしかれており、この仏足石の上にあがりお参りする。

■三十三変化観音

衆生の人々のため三十三に姿を変えた観音菩薩を祀る。

■読み、書き、そろばん地蔵

子供達の育成と学業成就の功徳がある、三地蔵。

■十二支地蔵

十二支の各地蔵で、厄払いの功徳がある。

■水子地蔵

水子地蔵を中心に福智、延命、安産、成願、子育、水子の六地蔵を祀る。

■六波羅密地蔵

悟りを得るための心(布施、持戒、忍、禅定、精進、智恵)を表した地蔵。

■一願大師

秘鍵大師とも呼ばれ、お願い事をひとつだけ念じることによって、叶えられる、尊い大師。

■稚児大師

御年7才のとき、捨身誓願をなされたお大師様です。お子様の生育の功徳あり。

■子育て観音

中国四大仏教聖地のひとつ普陀山で製作された観音像。

■普陀山招来十一面観音像

中国普陀山に建立してある当山の十一面観音を建立。

■百観音お砂踏み

西国三十三観音、板東三十三観音、秩父三十三観音のお砂が納めてあります。

■目出しダルマ

達磨大師由来の目出しダルマは、目が出る所から開運招福心願成就に通じています。

■回転如意宝珠

この珠を回しながら御真言をお唱えすることに依って、自身に功徳を廻らし轉じることができます。

■狸僧

腹には、「物事に対して、寛大太腹」金袋には「金運を呼ぶ」笠は、「災難から身を守る」という意味があり、この様な功徳を授けるため、法衣をまとい説法している姿です。

■かえる観音

・金運招福として「宝かえる」・交通安全として「旅かえる」・健康長寿として「若がえる」 この3つの功徳があります。