本坊の紹介

■仁王門

大聖院の表玄関で、外敵を払い、仏法を護持する仁王尊を安置しています。

■鐘楼堂

京都妙心寺の黄橦調を模して再鋳造した二百貫の大梵鐘です。

■勅願堂

鳥羽天皇勅願道場。大聖院の本堂で豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に、必勝・海上安全を祈願した本尊波切不動明王を安置する。毎日、家内安全・心願成就等の護摩祈願を修しています。

■観音堂

参道の階段を上り、右手に見える大きな建物が観音堂で、行基菩薩の御作で、元々厳島神社の本地仏であった、十一面観世音菩薩が安置されています。

■御成門

総檜木、唐破風造り檜皮葺の勅使門。

■摩尼殿

弥山三鬼大権現の本坊御祈祷所。摩尼は福寿とも訳し、幸せな日ぐらしと、健康で長生きができることなどを願って、祈願しています。

■遍照窟

四国八十八ケ所霊場の本尊が安置され、本尊前に各霊場のお砂が埋めてあり、その上を歩くと、四国を遍路したのと同じ功徳があるといわれています。

■大師堂

大聖院本坊最古の建物で、真言宗の開祖、弘法大師空海が祀られています。また、御堂のまわりに西国三十三観音、一願大師、稚児大師等が安置されています。

■八角万福堂

恵比須・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋尊の七体の福徳の神を安置し、宮島七福神として名高い。毎年七月七日に法要をしています。

■石仏十一面観音・極楽観音

十一面観音では、西国・坂東・秩父・百観音のお砂ふみが出来る。施無畏堂は、聖観音が祀られており、安産、子授けの御利益があるといわれております。

■愛染堂

愛染明王を祀る。

■薬師堂

薬師如来と十二神将を祀っています。

■阿弥陀堂

阿弥陀三尊を祀っています。

■明治天皇行幸図

明治18年に桟橋から、大聖院まで明治天皇が行幸されている時の様子が描かれた絵で、観音堂内左手の明治天皇行在所にかけられています。

■中国三十三観音霊場お砂踏み道場(戒壇めぐり)

中国観音霊場各寺院の本尊と本堂前のお砂と灰が安置してあり、堂内は真の闇でこの暗黒の世界をめぐれば、37ヶ寺お参りしたのと同じ功徳があり、自分自信が積み重ねた罪障を取り除くための修行道場です。

■砂マンダラ

開創1200年祭事業としてチベットの僧が創ったもの。このように残っているのは日本でも僅か。